尿失禁の新しい治療法、angchair™(アンチェアー)
尿漏れ・尿失禁や性機能障害、産後の腟のゆるみは、40歳以上の女性の4割以上が経験するとされています。これらの原因は、体幹を支えるインナーマッスルである骨盤底筋の衰えや損傷などです。Angchair™は、主に妊娠、分娩、および老化により低下した骨盤底筋群を訓練・リハビリすることに焦点を当てた装置です。高度パルス電磁(High Energy Pulsed Electromagnetic)技術を用いた医療機器で病院やクリニックなどの医療機関のみで施術可能です。
特に分娩後や中高年に見られる尿漏れや尿失禁(腹圧性、切迫性、混合性)の改善に効果があります。骨盤内臓脱の予防や進行の抑制にも効果的です。
男性においても、前立腺癌の手術でダメージをうけた尿道括約筋(骨盤底筋)のリハビリとして使用することによって手術後の尿もれ改善に効果があります。
他にも性機能障害に対しても効果的です。
通常、4〜6回の治療で骨盤底筋の機能が徐々に向上し、非侵襲的かつ服を着たまま治療が可能です。Angchair™の1回の治療は約30分で、約12,000回(最大50,000回までの設定による)の筋肉収縮をもたらします。
こんなお悩みの方に
- くしゃみや咳で尿漏れが生じる
- 運動や些細な動作で尿漏れが起きる
- 水に触れたり音を聞くと尿意をもよおす
- 入浴後に腟からお湯が漏れる感覚がある
- 産後から腟の弛みを感じる
- 性的満足度や感度が低下している
- 性交痛や性的な不快感がある
- 腹圧性および切迫性尿失禁が共存している
- 前立腺がん治療後に尿漏れが継続している
原因は骨盤底筋のゆるみ
骨盤底筋は、膀胱や尿道、直腸などを支える筋肉で、骨盤の底部を覆っています。この筋肉群が排尿の制御を担当しているため、尿漏れや頻尿など排尿機能の不調が起きた場合には、骨盤底筋の筋力低下が関与している可能性があります。加齢や疾患、妊娠・出産などが原因で、骨盤底筋の弱体化が生じると、尿漏れや腟のゆるみといった症状が現れることが考えられます。そのほかにも更年期の女性ホルモン分泌低下に伴って膣や尿道をふくむ骨盤底が委縮していき様々な症状が出てきますので、骨盤底筋だけでなく全身をふくめたトータルマネージメントが重要になりますのでお気軽にご相談ください。
尿漏れ・失禁の種類
溢流性(いつりゅうせい)尿失禁
膀胱が常に尿で一杯になり、尿道から尿が溢れ出る状態を指します。尿意を感じながらも尿を出すことが難しく、無意識に少量ずつ尿が漏れてしまいます。膀胱の排尿機能に異常をきたしている可能性がありますので早急な検査および治療が必要になります。
腹圧性尿失禁
骨盤底筋の衰えにより、くしゃみや咳、大笑いしたとき、重い物を持つ際などに腹圧がかかると、尿が漏れる症状が現れます。この状態では尿道が適切に閉じられず、外部刺激によって失禁が引き起こされることがあります。腹部の脂肪(肥満)も主な原因のひとつとされています。
機能性尿失禁
排尿機能が正常であっても、病気や怪我、加齢などによる身体や運動機能の低下、または認知症などの要因により、排尿がタイミングを逸するか、正確に行えない状態を指します。高齢のかたに多く見られます。
切迫性尿失禁(過活動膀胱)
膀胱の筋肉が過剰に収縮することで引き起こされ、頻尿や尿意切迫感が生じます。病因は多岐にわたり、神経の異常や膀胱炎、尿路結石、前立腺肥大症、メタボリック症候群(糖尿病、高血圧、高脂血症など)などが関与することがあります。過活動膀胱の治療法は、薬物療法や膀胱トレーニング、生活習慣の見直しなどです。
女性の性機能障害
性的な興奮やオーガズムを達成できない状態、または性交中に痛みを感じる場合は、性機能障害の可能性があります。骨盤底筋の衰えやダメージにより腟の収縮力が低下し、性的興奮に影響を与えることが考えられます。加齢や出産による影響で骨盤底筋が損傷が関係する事があります。、また、更年期に女性ホルモンの分泌が低下することにより外陰部の皮膚が乾燥や萎縮したり、膣の常在菌である乳酸桿菌が減少することで潤いが低下することがあります。、外陰部への血流が不足すると湿潤性が低下し、性交痛が生じることがあります。
女性医師の診察、助産師による指導も可能ですのでお気軽にご相談ください。(要予約)
費用
内容 | 料金 |
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尿漏れ治療(アンチェアー) | 9,000円(税込)/1回 |
初回導入6回セット | 48,000円(税込)/(週一回×6回) |